- アロマオイル=精油
(エッセンシャルオイル)とは -
精油は植物の香り成分を抽出したエッセンスです。
花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして抽出します。精油1kgを得るために、ラベンダーなら花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5トン※も必要とします。
大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない貴重なエッセンスです。※ 産地や生産条件などにより異なります。
植物は現在、汚染が進む地球上で、量子の振動数(いわゆる波動エネルギー)が高く、もっとも「免疫力」を持った生物と言われています。
植物はもともと地に根を張り、他の動物のように、外敵に襲われることがあっても分で逃げることができない生き物です。
長い年月の中、植物は枝や茎が折られたり、蜂など昆虫により外から好ましからぬものを運ばれた時など危機に立ち向かえるよう自分の各部位に、消炎作用、抗菌作用、 細胞生成作用などのエッセンス(精油)を内蔵し身を守ってきました。
何千年の歴史の中、人々はこの植物のエッセンスの効能が人体にも移行でき、人間にもこの植物の抗菌力や抗炎症作用が効くこと、傷の回復など細胞生成にも役に立つことなどを発見し、生活の中に取り 入れてきました。 これがアロマセラピーの原点です。
近代になると科学が進歩し、この植物の各部位のエッセンスを合成化、大量生産する技術が生み出され 化学薬品ができました。西洋医学もこの化学薬品とともに発展してきましたがその研究の基礎と なったものは植物といえましょう。
なぜ今、この植物の効能をもちいるアロマセラピーが注目されるのか。
それは、現代生活において、化学物質の汚染、電磁波、有害紫外線、排気ガス、そして、化学薬品の副作用と人々はかつてない自然界になかったものがからだに蓄積するリスクがある環境にさらされている。
それにより疾病に落ち入らないよう免疫力を自ら体内で高めることが必須となってきています。
「免疫力」を高める化学薬品というものは未だ現代医学において開発されていないのは、化学合成物質は、一時的な症状への鎮静に発揮しますが体内に滞留していき、免疫力をあげるというより、弱まらせる要因にもなる。このことも留意しながら、適切に使用していくことで、有用化していくものであること。自然のもので、安全と捉えれた有機のものは、人のからだに融合して、一体となってからだの組織を改善していける。
という違いがあります。
今の時代だからこそ、自然の力を見直し取り入れる機会を… というセラピーと捉えられます。
天然の植物と化学物質の薬はどのようにちがうのでしょう。
化学物質のある成分は、あることにしか効きませんが、たとえば、エッセンシャルオイルのローズマリーは、ひとつの生きた個性でさまざまな働きをします。何ができるかというプロファイル(履歴書)をもっていて、融合する私たちの身体の状況に合わせ、さまざまな役割を演じてくれます。
ある人の個性が別の人の個性と交じり、新しいことを生み出していくようにエッセンシャルオイルと人との係わりには無限の広がりがあります。 ゼラニウムでも何百種も地球上に生息していますが、効能の優れたオイルは10種類にもみたないとされています。その中でもレユニオン島のバーボン種は、最高峰と言われ、身体のどの臓器にも オールラウンドに疲労回復の強壮剤として働きますし、スポーツで筋肉を傷めた人には、その組成とはりを戻し、ある時には女性で生理不順に悩んでいる人への改善の助けとなり、ある時には、精神的な不安で落ち込んだ状態の人の心の問題にも作用します。
植物は、人と同じように個性があり、融合する人々の状況に合わせ、それぞれの能力を多面的に 発揮する神秘さと汎用性を持っているといえましょう。
そこまで想像が及ばなくても、ワインのように同じ品種で、質にグレードがあり、生まれた産地、その時の太陽や土壌のちがいで個性や性格がでることを思い浮かべていただけたらと思います。 そのような植物の力をできるだけよい状況で心身ともに楽しむにはどうしたらよいのでしょう。
アロマセラピーのオイルは、「生きている」
— その質と鮮度にこだわることがとても重要です。
体内に入っていきますので、どのように安全に栽培され、管理されて日本に運ばれていてどのぐらいのライフがあるのかを知ることはとても大切です。 酸化してしまったオイルを身体に入れることは、オイルがどんなによい産地出身で高価でも、上等なしぼりたての牛乳でも、2週間後に飲んで身体に良い結果をもたらさないのと同じようなことです。 今まで、日本ではアロマセラピーオイルは「雑貨」として輸入され、輸送も品質管理の検査体制の 基準下に置かれることなく流通していました。
「生きた鮮度の高いものを直接、皮膚から吸収させ体内に送り込む方法」は、高温多湿の季節を有する日本において品質管理を行ってないオイルを体内に入れることには大変リスクがありました。肌にオイルを直接つけず、鼻から吸い込み、精神を癒す「芳香治療」の方法が先駆けて普及していったのです。
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